こんにちは、中国・上海の三輪常敬です。
レストラン等の食事費は、状況に応じて経費の名目を変える必要があります。下記に具体的事例を列挙いたしますので、参考にしてください。
① 業務に関連した顧客との会食の場合
交際費となります。
② 社員に対し、食堂での食事や残業時の食事を提供した場合
福利厚生費となります。
③ 出張時に標準範囲で食事を行った場合
出張費となります。
④ 企業が社員に対して教育訓練をし、訓練期間内に食事を行った場合
従業員教育経費となります。
⑤ 企業がホテルで会議をし、会議期間で食事を提供した場合
会議費となります。
⑥ 企業が現金で社員に食事補助を支給した場合
個人の給与となります。
⑦ 董事会にて食事を提供した場合
董事会費となります。
中国では、経費によって、損金算入限度額が異なります。
例えば、交際費は発生額の60%を上限として控除可能です(但し、当年度売上高の0.5%が限度)。また、福利費は給与賃金総額の14%を上限として控除可能です。
税務調査時に指摘される可能性があるため、正しく記帳を行うように注意してください。