中国における「アンチダンピング」関連新規則について

 

こんにちは、東京本社・呼和塔拉です。

今回は、中国における「アンチダンピング」関連新規則についてご紹介します。ご興味があれば、是非ご一読いただければと思います。

 

Q1.中国では「アンチダンピング」関連の新規則が制定されると聞きましたが、具体的にどのような規定になりますか?

 

A1.中国商務部は2015年8月25日に「ダンピング及びダンピング措置期間再審規則(意見募集案)」・「アンチダンピングに関する質問状調査規則(意見募集案)」及び「アンチダンピング及び反補助金調査公聴会規則(意見募集案)」を公表し、9月25日迄に意見公募を行うとしています。それぞれ、2002年に公布された規則の改正であり、中国の貿易救済関連法制整備の一環となります。

 

2002年規則等に比べると、

①アンチダンピング措置の継続を判断する際に、商務部は申請がなくても、正当な理由があれば、ダンピング・マージンの再審査を決定できる

②当局が行う質問状調査に関して、利害関係者は商務部のHP内において質問状の内容を取得できる

③公聴会主催者が利害関係者に該当する場合等に主催者が公聴会に参加することを防ぐ(回避)ための規定

など新たな規定も盛り込まれています。具体的内容は、下記リンクをご参照ください。

 

「ダンピング及びダンピング措置期間再審規則(意見募集案)」(原語「倾销及倾销幅度期间复审规则(征求意见稿)」)

http://tfs.mofcom.gov.cn/article/as/201508/20150801089882.shtml

 

「アンチダンピングに関する質問状調査規則(意見募集案)」(原語「反倾销问卷调查规则(征求意见稿)」)

http://tfs.mofcom.gov.cn/article/as/201508/20150801089875.shtml

 

 

 

「アンチダンピング及び反補助金調査公聴会規則(意見募集案)」(原語「反倾销和反补贴调查听证会规则(征求意见稿)」)

http://tfs.mofcom.gov.cn/article/as/201508/20150801089862.shtml

 

以上、お読みいただき、ありがとうございました。

 

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