こんにちは、中国・上海の安孫子 悠治 (アビコ ユウジ)です。
みなさん、ご存知かとは思いますが中国では数年前からECが非常に盛んになっています。
EC…インターネット上でものやサービスを売買する取引の総称
正式名称はElectronic Commerceであり、日本では電子商取引、eコマースとも呼ばれています。
ECについては、Amazonや楽天をイメージしていただくと、わかりやすいのではないでしょうか?
消費者にとってのECの利便性といえば、下記のようなものがあります。
・スマートフォンなどの情報端末でショッピング
・多様な決済方法
・商品に対する消費者の評価の可視化
ではビジネスにおいてはどうでしょうか?
・実店舗を持たずに商品を販売することができる
・データの蓄積によるマーケティング戦略の立てやすさ
上記のように消費者・供給者の双方にとって有益な取引形態であるため、このEC市場は拡大しております。
特に中国ではEC市場拡大の様子が顕著に見られています。
2015年の中国のEC市場は日本市場の約7.5倍、2016年には約12倍まで拡大しています。
We Chatなどによるモバイル決済が非常に普及したことも、EC市場拡大の後押しをしているでしょう。
日本企業が、中国市場にECで参入する方法として、越境ECが非常に盛り上がっています。
・越境EC…インターネットのサイトを通じた国際的な電子商取引
越境ECの最大のメリットは実店舗をもたないことにより低リスクかつ低コストで、海外進出・販路開拓を行うことができることにあります。また、中国では電子決済の普及もあり、ネットショッピングの頻度や金額が大きい傾向にあるため、新規顧客の獲得に適しています。
しかし、低リスクかつ低コストとはいえ、物流・配送の問題や商品説明の適切な翻訳、告知する通販サイトの選択など、越境ECに関わる専門的な知識は必須となります。
今日は以上です。
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東顧企業管理(上海)有限公司
安孫子 悠治 (abiko yuji)
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