カンボジアの貿易(輸出)

皆さま、こんにちは。カンボジア駐在員の安藤です。

今回は、カンボジアの輸出に関する貿易の状況についてお話ししたいとおもいます。

カンボジアは、インドや中国での生産コストの上昇を受けて、カンボジアなどの低賃金が期待される国への衣料産業のシフトが全世界的な傾向となっています。

ジェトロおよびカンボジア経済財政省によると、カンボジアは2017年の輸出総額は約110億USドルで、前年より27.1%の増加となりました。また、同年の輸入総額は、約137億USドルで、前年より11.3%の増加となっています。

カンボジアは輸出総額の約64%を衣類が占めています。その次に天然ゴムが2.3%となっています。これは、2016年より53.4%上昇しており、年々増加している傾向にあります。天然ゴムの輸出は主に中国向けとなっています。

出所:カンボジア経済財政省関税消費税総局

出所:2017年,IMF[Direction of Trade Statistics]

カンボジアのメインの産業は、縫製業のため、やはり輸出もダントツです。今後もカンボジアでは縫製業に力を入れて、さらに輸出量を増やすことが考えられます。

近年、中国の投資が多くなってきていることや政治的交友関係もあることから、天然ゴムの輸出も増加傾向が続くと考えます。

今回は以上とします。
今週も読んでいただき、誠に有難うございます。
次回も皆様に有益な情報を提供できたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

 

株式会社東京コンサルティングファーム
カンボジア拠点
安藤 朋美

 

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