カンボジアの現地人材は果たして良い人材なのか(1)

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皆さま、こんにちは。カンボジア駐在員の安藤です。
今回は、カンボジアで“カンボジアの現地人材は果たして良い人材なのか”の人件費の費用面についてお話ししたいと思います。

今回は、あくまで一個人の意見としてお聞きいただければ、幸いです。

 

さて、東南アジアで進出するにあたって、タイやベトナムが非常に注目され、その一方でカンボジアへの進出も検討してくださる企業様がいらっしゃいます。

進出を考える時、気になることの1つとしてあるのが「人件費」とそれに見合う「労力」。

人件費については、「最低賃金がベトナムと同じ」といわれます。

ここでの認識しておきたいポイントは、以下の2点です。
・カンボジアにおける「最低賃金」とは縫製業のワーカーに対する賃金である
・縫製業のワーカー以外は、平均給与はまだまだ隣国よりも低い

 

・カンボジアにおける「最低賃金」とは縫製業のワーカーに対する賃金である

つまり、視点を変えると、サービス業などでは“制限がされていない”ということも言えます。
もちろん、ある程度の給与を支払わなければ、現地スタッフもついてきてくれませんが、例えば、パートタイムの現地スタッフを120ドルなど2019年の最低賃金を下回る額で雇用することが可能です。

フルタイムの現地スタッフにおいても、縫製業のワーカーという法律上の対象外であれば、最低賃金を関係なく雇うことは可能です。

 

・縫製業のワーカー以外は、平均給与はまだまだ隣国よりも低い

2018年5月15日のブログ(※)でも一度調べて掲載しておりますが、最低賃金以外の業界業種別に他国と比べると、それでもまだまだ低いともいえます。
※記事URL: こちら

一人当たりにかかる給与としては、実はかからないかもしれない。という考え方もできるのではないでしょうか。

 

どの業種でも、大学をまだ出たばかりの人材や、社会経験ゼロの人材であれば、大体200ドルくらいからスタートします。

また、給与税(所得税)も一番高くて20%となります。300ドル以下であれば、税金はかかりません。
日本と比べると、実はそこまでかからないと考えることができるのではないでしょうか。

次回は、「じゃあ一緒に仕事してみてどうだろう?」というところを話したいと思います。

 

今回は以上となります。
今回も読んでいただき、誠に有難うございます。
本ブログがご活躍される駐在員の皆様、および今後進出をお考えの皆様の一助となれば幸いです。
次回もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム  カンボジア拠点
安藤 朋美

 

 

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