カンボジア企業経営のお困りごと

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。
今回は「カンボジア企業経営のお困りごと」についてお話しします。

カンボジアに限らず海外子会社がブラックボックス化している、どの問題から手をつければいいかわからない、人件費の割に売上が伸びていないといった声がよく聞こえてきます。しかし弊社がこれまで支援してきた企業様の問題は、なにもカンボジアという外部環境の問題だけではなく、むしろ内部要因に帰するものが多いと感じています。内部の問題は、主に以下の3つに分類されます。

1つ目は人の問題です。

経営者と社員の間には、立場の違いによる危機感のギャップが存在します。経営者がいくら危機敵をいただいていても、社員にそれがなければ、社員は動きません。まず社員の意識を変えなければいけませんが、意識を変えるにためには簡単ではなく、また非常に時間が掛かりますので、外科手術のような短期的なやり方ではなく、漢方薬のような長期的なやり方で変えなければなりません。

2つ目はプロセスの問題です。

つまり行動の問題です。1つ目の意識の違いともつながる問題ですが、社員の行動力・実行力が足りていないと企業経営、財務に問題が出てきます。意識を変えるよりも、むしろ社員の行動から変えていかなくてはなりません。

 

そして3つ目は財務の問題です。

財務とは結果であり、月次・年次の財務諸表や予算達成率等に全て表れてきます。財務の問題に対しては、お金の流れを可視化して、早急に処置すべきかどうかを決定しなければなりません。また、ここでは外科手術のような短期的な手法が必要になる場合があります。例えば、人件費などの固定費を削減することが挙げられます。

次週より、3つの問題のそれぞれについて詳しく話していきたいと思います。

 

株式会社東京コンサルティングファーム カンボジア拠点

西山 翔太郎

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