ブラジル選挙と経済に関して

こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週はブラジル選挙と経済に関して記載します。

経済停滞期の中、ここ最近のブラジルは政治に対する弾劾に苦しめられてきました。30年に及ぶ軍事政権後、ブラジルは公共団体に関連するスキャンダルをはじめ、様々な経済的、政治的危機に直面しています。今年、大統領および他の要職に対する選挙が行われ、多くの投資家たちは、国が急激に変化する可能性に注目しています。

選挙前のサーベイ結果によると、特に、立候補者が現政府に対する反対意見や思想を掲げている場合、経済上、法令上において不安定になると考えられています。すなわち、資産価値、株式や為替など、その他多くの経済指標が急激に変動することが予想されます。実体経済上においては、緩やかに変化していくものと思われますが、結果的に大きな影響を及ぼすものと考えられます。このような経済指標の変動によって、各企業は将来を予測することが困難となり、ビジネス上新たな投資を行うべきかどうか判断ができず、結果、ブラジルの失業率が上昇する可能性があります。

今後、不確かな経済の見通しにより、ブラジル国民が消費や投資をする可能性が低いと考えられるのであれば、次期政権は、法的安全性を高め、将来予測を可能にし、ブラジルの持続可能な経済成長のために必要な改革を目的とすべきであると考えます。”Decola Brasil”というブラジル経済誌のエコノミストによると、ブラジルは潜在的に大きな成長の可能性を有していると言われていますが、選挙で正しい候補者を選ぶというミッションは、ブラジル国民に委ねられています。それは、ただ大統領および次期政権としてより責任のある候補者を選ぶというだけでなく、多くの投資家にブラジルを注目させ、再び海外から多くの投資を引き寄せられる、そのためのより良いアイデアや具体的なプロジェクトを立案できる、そのような候補者を選ぶ必要があるのではないかと考えます。

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以上

濱咲克心

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