今回は、バングラデシュに駐在員事務所を設立する際によくいただく質問にご回答します。
① 駐在員事務所設立を検討しています。日系企業の事務所は、どの地域に多いのでしょうか。おすすめの地域はありますか？
Gulshan（グルシャン）、Banani（ボナニ）、Baridhara (バリダラ)の3地域は治安もよく、事務所を構える企業が多いように思います。また、繊維関係や製造業の企業など、ダッカ郊外の工場への移動が多い方は、Uttara（ウットラ）に事務所を構えるケースも多いです。
これらの地域は、外国人居住者も多い治安の良い地域で、多くの駐在員の方がこの地域に住まれています。
また、前述の地域以外にも、取引先企業の近くに事務所を構えているケースも見受けられます。
② 駐在員事務所の場合、事務所を構えてはいけない場所や地域はあるのでしょうか。
駐在員事務所の登録を許可されていない住所等はありません。賃貸契約書があればどこでも登録可能です。（※ただし、現地法人や支店の場合には、商業用地でなければ営業許可証が取得できない。）
マンションのオーナーや管理会社によっては、人の出入りが多くなることを嫌い、事務所設置を嫌がる場合もあります。契約後のトラブルを防ぐためにも、不動産賃貸契約交渉の際に以下の点については説明を行っておく方がよいかと思います。
１．何名ぐらいの従業員の事務所になる予定か。
２．どのくらいの頻度で来客が来る予定か。
３．扉の前に事務所の看板を付けることには問題がないか。
４．防犯カメラなど、部屋の外に防犯設備を付ける場合には、その旨の説明。
５．製造や営業活動は行わない旨の説明。
バングラデシュの駐在員事務所設立、不動産賃貸等についてご質問があればお気軽にお問い合わせください。
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