バングラデシュの会社設立について

法務

外国企業の進出が相次ぐバングラデシュですが、経済の発展に法整備が追い付いていないという問題を抱えている事は以前にも述べた通りです。その結果、海外企業の進出に待ったをかける様な事態が発生し、先日バングラデシュ商務省からも正式に発表がありました。

具体的に説明すると、現在のバングラデシュにおいては会社設立に関する法整備が完全ではありません。にもかかわらず多くの外国企業がバングラデシュにて法人を設立しています。この様な状況は違法であるとの訴えをバングラデシュの若手エコノミスト達がおこし、正式に裁判を行いました。そして、先日バングラデシュの裁判所にて正式に現在の状態が違法であるとの判決が下されました。

その結果、今後はいくつかの業種において外国企業は独資及び合弁での会社設立の受付がしばらく中止される事となりました。再開が何時頃になるかは未定です。
なお、今回対象となった業種はアパレル業、運輸業、食料品買付委託代理業、宅配業、船舶業、私立大学、広告業、航空産業となっています。
現在これらの業種での進出を計画されている日系企業の方々は、計画の一時見合わせが必要になります。

以上

バングラデシュ現地法人担当 岩波

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