バングラデシュへのアパレル進出 in 2012

バングラデシュでは、日本の夏のような蒸し暑い日々が続いていますね。逆に親しみやすい気候ですので、すこぶる健康の小谷野です。9月からバングラデシュへ出張をしております。

先日も、アパレル関連会社の社長様と業界の推移についてディスカッションをしたのですが、バングラデシュは、繊維関係企業が、6000社以上存在し海外アパレル関連企業の重要な生産拠点となっています。

中国より4分の1も割安である人件費を生かし安価な製品を生産・輸出するために、ユニクロさんが、2010年にグラミン銀行との合弁で一時メディアに取り上げられたのは、有名ですね。

しかし、予想以上の輸送コストや税金(法人所得税37.5%)、年10%以上のインフレの影響もあり多くの企業が進出に二の足を踏んでいます。その結果、現在進出している日系企業数は、バングラデシュにおいて約100社で頭打ちとなっています。

一方で、今まで安価だった中国の人件費も年々上昇し、中国の最王手のオンラインファッション商品を扱うVancl(バンクル:日本でいうZOZOTOWNの様な企業)は、2013年よりジャケットなどの生産を予定し、総コストも5-10%削減できると言っています。中国の福建省も省内の工場をバングラデシュにも建設し生産を強化していくと発表がありました。

上記の様な積極的なバングラデシュ進出には、適切な進出先や合弁相手の調査、最適な税金の設定、期限の厳守等が総コストを抑えるキーポイントとなります。そして、皆様の業務が滞りなく遂行できるような支援を提供できるパートナーが必要不可欠です。

もし、少しでも気になることがありましたら、ぜひ現地のノウハウと日本独自の質と速さを提供できる弊社へお声掛け頂ければ幸いです。

内部監査室室長 兼 国際事業部
小谷野

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