ビザ・労働許可証・一時在留許可証の取得内容と注意点

労務

皆さん、こんにちは。

ベトナム・ハノイ駐在員の神田です。

 

質問)

ベトナムでのビザ・労働許可証(Work Permit)・一時在留許可証(Temporary Residence Card)の取得内容と取得時の注意点を教えて下さい。

 

回答)

ベトナムでの「ビザ・労働許可証(Work Permit)・一時在留許可証(Temporary Residence Card)の取得内容と取得時の注意点」について複数回にわたり回答していきます。第2回は、「労働許可証(Work Permit、以下「WP」と言う。)取得の際に発生する問題に対する、具体的な対処及び解決方法」について書いていきます。

 

【Q.】

労働許可証(WP)取得予定者は

今後、出向先のB社で勤務予定なのですが

労働許可証(WP)の取得は所属であるA社となります。

 

なお、所属しているA社と勤務場所であるB社はベトナムで、

部屋番号は異なりますが、同じフロアとなっております。

給与の支払元が所属しているA社である場合、何かリスクはありますでしょうか。

又、ある問題が発生する場合は、具体的にどのような対策をすればよいでしょうか。

 

【A】

労働法の観点から、労働許可証(WP)に雇用場所の記載もあることから

労働許可証を勤務場所であるB社に合わせる必要がございます。

リスクが顕在するケースとしては、労働局の監査が入った際に

日本人の勤怠状況とWPの取得の有無及びその内容を詳細に確認されますが、

「WP取得の雇用先」の整合性がないことが調査員によって確認されます。

WPの内容と勤務先の情報が整合しない場合は、指摘を受けるリスクがあります。

たとえ所属しているA社と勤務場所であるB社が

「部屋番号が異なる同じフロア」であったとしてもリスクが消えることはありません。

以上

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