ベトナムにおける労働者②

労務

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。

今回のブログも引き続き、ベトナムの労働者に関してです。

・実際の採用に関して

面接では、日本人の数倍自分をよく見せようとします。できないことでも、基本的にはできる、経験あるといいます。よって、実際に試用期間で試してみて判断するといったケースもよく聞く話です。また、給与に関しても自分の能力以上の金額を要求してくるのが普通です。よって、相場の金額を事前に調査して、いくら優秀そうであっても、金額で折り合いがつかなければ断るといった姿勢が大切になります。

・優秀な人材に関して

優秀な人材ほど、ステップアップやキャリアアップを考えます。実際に日系企業から聞いた話ですが、通訳として、英語、日本語が堪能な人材を雇ったのですが、通訳だけでは、自分のキャリアのためにはならないからといって1年ほどでやめてしまったようです。よって、企業によっては、通訳や他の職種で雇っても優秀であれば、どんどん他の仕事もやらせて、マネージャーなどにもするステップアップできるということを示すといった工夫をしている企業もあります。

まとめとしては、ベトナムの労働者は、概してキャリア志向が強く、短期的な待遇を大切にする傾向が強いといえます。よって、前回からのブログで書いているように、現在の給与水準をしっかりと調査し、労働者に対して、自社で働いた場合のキャリアプランを明確に示すことが、優秀な労働者を確保し続ける大切なポイントになります。

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