こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、ハノイをご紹介したいと思います。
ハノイはベトナムの首都として政治の中心です。ベトナムの北部に位置し、人口は約600万人です。ホーチミンと違い四季があります。冬の気温は15度ほどですが、高い湿度のためか、体感温度はもっと低めです。気温が10度以下になると学校が休みになります。夏は30度以上の日が続き、夕方になると夕立が降ります。
ハノイのベトナム人の傾向は、ホーチミンと比較し情が厚く、地域・家族・一族との繋がりを大切にするようです。家族と過ごす時間を大切にしたいため、残業をしたがりません。私の感覚ではハノイのベトナム人の方が少しシャイな感じがします。日系企業の職場もホーチミンとハノイでは少し雰囲気が違いハノイの方が黙々と仕事をする印象を持ちます。
日系企業の進出状況は、製造業が多くなっています。有名企業では、キヤノン、ブラザー工業、パナソニック、ホンダ、トヨタ、デンソーなどです。それらの大手企業に部品等を納める日系企業も多く進出しています。近年ではIT系企業の進出が増えています。ホーチミンには進出済みの日系コンビニはこちらには進出していません。概してサービス業の進出が少ないです。ただし、ダイソーはあります。
政府機関の対応にも特徴があります。ホーチミンと比較し、不透明な部分が多いと言わざるをえません。一般的にベトナムでは行政手続にアンダーテーブルが必要となりますが、ハノイの方が額が大きく、要求されるケースも多いようです。ただし、投資許可の取得に関しては、ある業種に関してはホーチミンよりもハノイの方が取得が容易であるというケースもあります。
暮らし安さの点でいうとホーチミンと比較し、日本人には暮らし難い環境という認識のようです。一般的に日本人駐在員に支給されるハードシップ手当の額もハノイの方が高いようです。娯楽も少なく街全体も少し暗めかもしれません。しかし、日々発展していくハノイで生活していると、そう遠くないうちにホーチミンほどの商業都市になる日も近いのではないかと感じています。(期待も込めて)