ベトナムの投資Q&A 駐在員から見たベトナム進出について

こんにちは、ベトナム、ハノイ駐在員の藤原です。

 

Q 先日日本経済新聞に「今後進出したいと考える国・地域はベトナムがトップ」(埼玉りそな産業経済振興財団)という記事が出ていましたが、実際ベトナム駐在員の目から見てベトナムはどのように思いますか?

 

A 私見ではございますが、ここ数年で街中を走る車の台数がそして外食チェーン店も増えホーチミン、ハノイにはイオンもそしてホーチミンには高島屋が出来ました。日々ベトナムの成長を感じています。駐在員としては今回の調査でベトナムがトップになった事をうれしく感じます。

ただ一つ「ベトナムは人口9,000万人の巨大市場」という言葉をよく目にしますがご注意ください。

ベトナムは都市部とそれ以外での所得格差は大きく地方のインフラはまだまだ未整備です。よって日本企業の製品・サービスを購入できる層はハノイ・ホーチミンの二大都市に住む人が対象になります。ハノイ700万人、ホーチミン800万人の1500万人とかなり絞られてしまいます。もちろん1,500万人の中でも貧富の差はありますので、日本企業の対象はこのうちの10%前後ではないでしょうか。ベトナムの9,000万人は日本の1億2,000万人という数字と安易に比較してしまいがちですので、進出する際にはしっかりとマーケンティングをしてご検討ください。

以上

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