こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、ベトナムの人々とのコミュニケーションに関して書いてみたいと思います。
ベトナムで働く日本人にとってベトナム人とのコミュニケーションで苦労されている方も多いのではないでしょうか。
日本人とベトナム人はビジネス慣習や文化、考え方の部分で大きく異なっています。
大きな違いの一つにベトナム人は人との繋がりをとても大切にしているという点があげられると思います。
特にハノイのベトナム人に顕著なのが家族と過ごす時間、友人と過ごす時間を大切にする点です。もちろん日本人が大切にしていないというわけではないと思いますが、大切にする度合いが全く違います。
家族や友人と過ごす時間が大切なため残業をしたがりませんし、通勤時間が長くなる遠方の職場に勤めることを極端に嫌います。
また、何か困ったことがあれば家族や親戚同士、仲間の中で助け合うことは当然のこととされています。
これは、ビジネスにもいえることで、いい面と悪い面ありますが、仕事上の付き合いであっても食事やお酒をのみにいき、プライベートでも強い関係を作り、仕事でも助け合っていこうといった雰囲気があります。
私も職業柄こちらで多くの日系企業にお話を伺うことが多いのですが、マネジメントがうまくいっている日系企業はベトナム人との付き合い方をしっかりと理解され、うまく合わせられているという印象を持ちます。
ある企業は、他の日系企業よりも給与は低いのですが、退職者もほとんどなく、業務に関しても現地スタッフが進んで残業をするという職場環境を作られています。
こちらの企業では、ベトナム人と仕事上の関係だけではなく、スタッフに結婚式があれば必ず出席し、ベトナム恒例の一気飲みにも付き合い、ご祝儀なども多めに渡したり、何かあれば助けたりと本当に家族のような付き合い方をされていました。
今後もベトナムで事業を行っていく以上、ベトナム人のマネジメントが大切となりますが、こういったベトナムの文化に合わせたベトナム人のとの付き合いかたもしっかり考えていく必要があると思います。
