ベトナムの危険な建設現場

こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、ベトナムの建設現場の労働環境のついてご紹介したいと思います。
現在ベトナムでは建設ラッシュが続きいています。街のいたるところで建設現場を見かけることができます。
しかし、建設現場の安全に対する認識は低く、労働者は危険な労働環境のなかで働いていると言わざるをえません。
確かに日系の建設業者が施工をしている場合は、安全面でも日本のクオリティでもって建設が行われていますが、完全にローカルの建設業者が施工を行う場合は、建設現場非常に危険な環境となっています。
ちょうど私の住んでいる社宅の隣で建物の建設が行われています。
窓から様子をうかがうことができるのですが、作業員は安全靴等や作業服を支給されていないようで、サンダルにジーパンで作業を行っています。また、手袋などもしていません。また、ヘルメットも基本的にはかぶっていないため、普通の帽子をかぶって仕事をしています。
また、基本的に作業員は、建設現場の敷地内に仮設の住宅を作って、そこで寝泊りをします、しかし、それは住居といえるようなものではなく、非常に粗末な作りとなっています。
労働環境などのコンサルティングを行っている方に伺ったのですが、現状では、ベトナム人の労働環境に対する意識がとても低いため、まずは、政府が動いて規制を作ったりしなければ、この労働環境は改善されないだろうとのことでした。
私も隣の建設現場を見ていて事故が起こらないかとはらはらしています。ベトナムが工業国、先進国の仲間入りとするためには、こういったところからも変えていかなければならないと感じです。

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