インターン生への賃金支払いに関して

こんにちは、トルコ駐在員の高津です。

 

今週はインターン生への賃金支払いに関して情報を提供させて頂きます。

 

トルコでは7月より9月までおよそ3ヶ月の長い夏休み期間に入りました。

日本でも昨今インターンシップ制度が盛んに活用されていますが、ここトルコでも例にもれずインターンを大学からのサポートを使い行う学生が増えています。中には夏休みにインターンを行うことを義務付けている大学や学部もあり、日本以上にインターンシップ制度が盛んに活用されています。

 

そこで今回はトルコのインターンシップ制度に関し主に賃金支払いの面から

説明させて頂きたいと思います。

 

企業はすべてのインターン生に対し、大学、学部、インターンシップが義務的か自発的かに関わらず、賃金を支払う義務があります。

 

過去の期間に料金を支払う義務は、YÖKが発表したリストに掲載されている学校および学部にのみ適用されていました。

しかし現在はすべてのインターン生に対し賃金の支払いが義務化されております。

 

<インターンに支払う賃金の算出方法>

 

研修生に支払う手数料は、職場の労働者数によって異なります。

ただしインターン生に支払われる最低賃金はネットベースで計算されます。

このネット賃金には、AGI(Minimum living allowance)は含まれていません。

 

20人以上の従業員を雇用している職場では、最低賃金の30%以上がインターンに支払われます。 20人未満の従業員を雇用する職場は、最低最低賃金の15%のインターンシップ料金を支払う必要があります。

 

従業員20人以上の事業所のインターンシップ賃金:1,450,91 x 30%= 435,27

 

従業員数20名未満の事業所のインターンシップ賃金:1,450,91×15%= 217,64

 

 

しかし、過去の期間に適用され政府家支援の延長を申請している場合、事業所内の従業員の数に関わらず、インターンの賃金を最低賃金の30%以下に減らすことはできないと義務付けられています。

 

従業員数が20名未満の職場で、延長申請が却下された場合はNet最低賃金の30%の手数料を支払う義務があります。

 

<訓練料の法的控除に関して>

 

インターンシップ手数料は、NET最低賃金を超えていない限り、法的控除を受けません。例えば SSI保険料、所得税及び印紙税は完全に免除されます。

 

<インターン賃金の政府支援>

インターン生に賃金を支払う雇用主は政府からの支援を受けることができます。インターン生に支払った賃金の一部は、雇用者へ返還される補助を受けることができます。

 

例として20人以上の従業員が雇用されている場合、3人のインターン生に対し賃金が失業給付基金から支給されます。

 

高津 幸城

 

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