
サワディーカップ!今回は、タイの人口問題と教育水準についてです。
ASEAN地域の中では最も日本企業が多く進出して、経済成長も著しいバンコクですが、解決しなければならない問題も多く抱えております。
9月3日に開催された世界経済フォーラムで2012年の学力調査が行われた結果が発表されましたが、タイはASEAN地域で何位だと思いますか?
結果は、ASEAN地域では最下位の8位でした(1位シンガポール、2位マレーシア、3位ブルネイ、4位フィリピン、5位インドネシア、6位カンボジア、7位ベトナム)。
タイでは、教育システムが依然のまま変わっていない一方、教育大臣が頻繁に変わっているため、その成果がなかなか現れないと言われています。
一方で、タイでは高齢化社会になりつつあり、2004年の統計では、60歳以上の人口割合が総人口の10%を超えて、2014年には20%を超えるとも言われています。
こどもの数も減りつつありますが、その原因は経済的なゆとりがなく、育児と仕事の両立が難しいためと言われています。
バンコク市内だけを見ると、日本にもないようなデパートやショッピングセンターが立ち並び、ショッピングを楽しむ家族連れや若者が多くいますが、しかしタイ全体としてみると、教育の問題や人口の問題など、解決しなければならない課題が多く残されているように思います。
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