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こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

シンガポールは日本領土であったにもかかわらず、反日感情を持たない理由のひとつに、「シンガポールは日本から学ぶべき」ということを、建国の父リー・クワンユーが提示した国家戦略でもあったからだと言われています。なぜ日本だったのでしょうか。それは、資源を持たない小さな島国であるにもかかわらず、日本は独自の製造輸出業で経済成長を成し遂げた、ある同類の立場でありながらも模範とする国であったためと考えられます。

また現代において、アジア全体でその勢いが見える、韓流ブームもシンガポールでは目立ちますが、シンガポールでは日本文化は根強く、また広範囲に自然と受け入れる印象があります。特に、日本文化を身近に感じられる日本食の外食産業は、膨大な店舗数やその数の増加は好調であることから、日本食は受け入れられているという証拠です。日本のファミリーレストラン、サイゼリア、居酒屋の和民やつぼ八など日本とほぼ変わらない店が至る百貨店、駅やデパートにも見受けられます。シンガポール人は約6種類くらいの面類を食す食文化を持っており、その為か、日本のラーメンも人気が高いです。比較的リーズナブルなローカルフードと比べるとその値段は4倍近く高いのですが、客が途絶えることのないラーメン屋さんは、所得がその分高いシンガポールでは、手に届かない値段では無いように思います。一方、日本にもある100円寿司が現地の回転寿司では2ドル(120円)で食べられる飲食店も出てきており、食事時は現地人もしくはアジア人が並んでまでも食べるという人気度です。同様に、その安さとユニークさ、質でも高いということが受け入れられるとして、2ドルのダイソーは既に国内8店舗以上構えており、レジは行くたびに常に行列です。改めて日本同様の商品コンセプト、価格設定が受け入れられるマーケット市場でもあると感じます。

以上

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2019-10-23

東京コンサルティンググループ

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