こんにちは。シンガポール駐在員の和久井です。
シンガポールには、ユニバーサルスタジオや水族館、植物館など観光スポットとして有名な施設が揃うセントーサー島があります。セントーサー島は本島とケーブルカーで繋がっており、国内のみならず、世界各国からの観光客で賑わう離島です。またここは香港と並ぶ世界自由貿易港として有名であり、世界123カ国、600箇所の港と繋がっている世界の中でも最大のハブとして、1日90艘もの艦船が行き交います。
シンガポールの世界貿易港がなぜここまで発展することができたかは、シンガポールの効率化に向けた、早期ITソフトの開発と導入や、物品の保管を14日間無料で提供し利便性を高めてきたなど数々の改善の積み重ねの結果です。その取り組みは世界のどこよりも早かったとされ、コンテナの移動に1日当たり6万個の積み下ろしが可能となっているそうです。また公安関税手続きにもオンラインで事前に手続きを可能としているため、時間短縮を実現しています。そのため、最短の積み替え作業と着岸から離岸までの所有時間が平均12時間という世界でも最速の対応が可能となっており、利用者にとっても経費削減のメリットをもたらすのが、世界で選ばれる魅力のポイントといえます。
また貿易での海外とのネットワーク構築に成功しただけでなく、更に観光業を発展させるべく、国際便のトランジットにより多く対応できるよう3つある航空ターミナルのほかに、さらにターミナル4の建設計画が進んでおり、2013年には建設が開始されます。こちらはLCC向けの空港となり、より効率的で旅客対応が素早いターミナルとなるよう2017年の完成を目指しているとのこと。これにより、更に多くの観光客がシンガポールを経由することで観光業の向上に貢献します。シンガポールのあらゆる政策の実現性に、改めて今後の経済成長が期待されております。
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