皆さんこんにちは。東京コンサルティングファーム・シンガポールの岩城です。
<Q>
ミャンマーへの進出を検討していますが、日本から出資すべきか、シンガポールから出資するかを悩んでいます。シンガポールから出資する会社が多いと聞きますが、どういった理由があるのでしょうか。
<A>
ミャンマーはASEANの中でも、多くの企業が注目している国かと思います。ただし、まだ国歌が十分に成熟しているというのは明らかなところでしょう。
さて、本件の質問はよく聞かれます。まず、一番目に上げられる理由は、租税条約をシンガポール—ミャンマー間では締結しているのに対し、日本—ミャンマー間では締結しておりません。つまり二重課税のリスクを軽減するためにシンガポールからの出資をしているというのがまず一番大きいところかと思います。
次に挙げられるのが、地域統括としての機能をシンガポールにもたすためです。多くの企業において、シンガポールをRHQと位置づけており、シンガポールからミャンマーやその他周辺国を管理している会社が多くなっております。海外ビジネスはより迅速な経営判断が求められる機会が多く、そのためにも、日本とは切り離して管理するというのが今後のビジネスシーンに求められることかと思います。
以上