皆さん、こんにちは。シンガポール駐在員の岩城です。
今回はシンガポールの就労ビザについて述べさせていただきます。
- シンガポールの就労ビザの要件は厳しいと聞きました。必要となる要件はどういったものがあるのでしょうか。
- 日本人がシンガポールに駐在する際、検討されるビザの種類は以下の2種類のビザがあります。
1. EPビザの取得
①給与要件(基本給S$4,000以上)
②学歴要件
③会社のレベル
①と②は「個人要件」となります。シンガポールは日本以上に学歴至上主義の
様相があり、最低でも大卒が望ましいと思います。仮に高卒の場合、給与要件で相当なアドバンテージがなければ、EPビザの取得は難しいと考えた方が良いかもしれません。
https://services.mom.gov.sg/sat/terms.htm
上記のURLはMOMがビザ申請前に確認する事を要請しているSATというシステムです。EPビザの取得が可能かどうかの参考になりますので、一度確認頂く事が良いと思います。
2. Sパスの取得
駐在員の給与水準がEPに満たない場合、Sパスでの取得も考えられます。しかし、Sパスは会社における人数割合(社員の15%まで)が決められており、日本企業では、マレーシア・フィリピン・インド・日本人現地採用者に割り当てられる傾向があり、駐在員がこれを取得するケースはあまり見受けられないものと思います。
日系企業においては、日本人を大勢現地に派遣させたいという企業も多いでしょう。しかし、現地でのビジネスを拡大させるためには、ローカライゼーション、そして国際化を図って行く必要があります。
ビザの取得時には、今後の人員配置をしっかりと見据える必要があると考えた方が良いでしょう。
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Tokyo Consulting Firm Co. Pte. Ltd.,
岩城 徳朗(iwaki noriaki)
iwaki.noriaki@tokyoconsultinggroup.com
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