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こんにちは！

東京コンサルティングファーム・フィリピン拠点の古谷です。

今回は、フィリピンの労働局 Department of Labor and Employment(DOLE) における

雇用者の Work Accident Illness Report(WAIR) についての変更が発表されたので、その内容を解説します。

そもそもWAIRとは？

　労働上で事故や病気が起こった際に、雇用主が提出する書類のことをいいます。
基本的には、事故や病気が起こった日から翌月の20日までにそれぞれの地域の管轄オフィスへ提出します。

　しかし、2020年5月からは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、WAIR COVID FORM（従来の書類に加えて新型コロナウイルスに関連した記入をするもの）が発行されました。これは、社内での新型コロナウイルス感染者の有無を問わず、オンライン上でのWAIR COVID FORM のDOLEへの提出が毎月求められるようになりました。

今回の変更点

2022年3月16日DOLEより、WAIR COVID FORMの提出の要件が撤廃されたと発表されました。

しかし、従来のWAIRについては引き続き、毎月30日にDOLE Establishment Report System (https://reports.dole.gov.ph) から提出する必要があります。

つまり、WAIR COVID FORMを提出する必要はないが、WAIRについては事故や仕事に関連した病気（新型コロナウイルスの感染含む）などの有無に関わらず提出となります。

〈参考文献〉
Labor Advisory No. 07-22 Employer’s Work Accident Illness Report

最後までお読みいただきありがとうございます！

少しでも皆様のお役立ちになれば幸いです。

古谷桃可　(Momoka Furuya)

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