こんにちは、Tokyo Consulting Firm Philippineの近石 侑基です。
今週のブログでは、フィリピンの国別・品目別の輸出推移について説明致します。
[国別の輸出]
輸出を国・地域別でみると、2017年まで8年連続で首位であった日本が3位となり、輸出額は前年比7.4%減の94億7,400万ドル(構成比14.0%)となり、上位国中唯一輸出額が減少した。日本への輸出品目別で最も輸出額が減少した木材製品(前年比56.5%減)(7億6,553万ドル)が、日本への全輸出額の減少額(7億5,603万ドル)を上回ったことが最大の減少理由として挙げらますが、日本の木材製品調達先の多角化が影響したと考えられます。前年は2位であった米国が構成比15.6%の105億4,200万ドル(14.6%増)で1位となりました。特に構成比34.9%を占める電気・電子機器・同部品が21.9%増加しました。次いで、香港(14.2%)が95億5,400万ドル(10.5%増)で2位でした。
[品目別の輸出]
輸出を品目別にみると、全体の38.2%を占める電気・電子機器・同部品が257億9,400万ドル(前年比9.4%増)となりました。他方、12.4%を占める一般機械・同部品は83億8,700万ドル(7.0%増)でした。世界的な景気減速懸念や不安定な国際情勢が世界の半導体・機械需要を押し下げるなか、通貨ペソ安の進展が輸出力を高め、輸出量が拡大したと考えられます。そのほか、光学・精密・医療機器等(3.1%)は、輸出先国別で3位の日本への輸出額が39.5%減となったことが影響し、全体で6.0%減の20億9,500万ドルにとどまりました。果実・ナッツ(3.1%)は、 輸出先国別で1位の日本、2位の中国への輸出額がそれぞれ96.9%増、2.7倍となったことで、20億7,000万ドルと70.0%増を記録しました。2.2%を占める真珠、貴石等(2.2%)は14億5,300万ドル(7.7%増)となりました。
参考資料:フィリピン統計局(PSA)
参考資料:フィリピン統計局(PSA)
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東京コンサルティングファーム フィリピン・セブ拠点
近石 侑基
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