フィリピンの方に対する私の個人的な印象

労務

こんにちは、フィリピン駐在員の井本です。

フィリピン政府のインフラへの改善対応の悪さを批判するときに、「フィリピン政府は、私たちは英語ができます。ぜひ投資してください。というだけである」というような話を使います。外資を呼び込みたいのであれば、インフラを良くする、規制を無くす、など様々な対応があるのですが、フィリピンは他国のそれと比べるならば、あまり前向きだとはいえません。

さて、ここで英語について彼らの自己評価を聞いてみると、フィリピン人は「私たちはアメリカ人なみに英語ができる」といいます。ただ、現実的な問題として、若干過大評価しているのではないかなというのが、個人的な意見です。文法のミスは日常的です。発音も、インドや他国に比べるならば確かに聞き取りやすいものの、訛がないといえばうそになります。

概してフィリピンの方はプライドが高い、といわれます。また、見た目に気を配ることが多いなと感じます。例えば、エレベーターに人が10人乗ったら5人は携帯電話をさわり、2人はぼーっとしており、3人くらいは鏡や反射する素材の部分で髪のセッティングや、化粧の確認をしているというイメージでしょうか。上記の英語についての自己評価もこれらを反映したものだと思われます。

ただ、この自己評価が正しいこともあり、実際にOFWとして海外に出た経験のある方、弁護士や会計士などのいわゆるプロフェッショナル職の方、銀行の方などの使われる英語は、スタッフレベルの方、町であう方のそれと比べると、洗練されているなと思います。

最後に、フィリピンでは同性愛について寛容です。これが、いいか悪いかの議論は個人の自由なので、何人たりとも他者に対して意見を述べることは言うまでもありません。ただ、「同性愛者の方は、非常に仕事ができる」という見解もよく聞く自己評価の一つです。私から見てそれが正しいかどうかは判断ができません。その一方、管理者、経営者にこの話を持ち出すと、「そのとおりだが、故に困っている」といいます。理由は、「仕事人としては、マイナスといわざるを得ない」とのことです。これも彼らが周囲の目を気にしている、配慮している、ことの表れでしょう。

数ヶ月ではありますが、私が感じたこととその一例をご紹介しました。管理、経営のプラスになれば光栄です。ちょっとした質問などもお気軽にお問合せくださいませ。

以上

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