東京コンサルティングファームの向山です。
今回は「フィリピンの大統領選挙」について
お届けさせていただきます。
フィリピンでは来たる5月9日(月)にフィリピンの大統領選挙を控えており、
日本のニュースでも度々取り上げられている
少し過激?な印象のドゥテルテ大統領から
どのような政権になるかということで
世界から注目を集めています。
フィリピンの大統領の任期は6年で、
大統領選挙に加え議員や地方政府の選挙と同時に行われます。
ここで現在の候補者を見ていきましょう。
現在の候補者は
◯ファーディナンド・マルコス・Jr
過去に独裁政権を敷き、戒厳令を発令したマルコス元大統領の実子。
◯サラ・ドゥテルテ
現在のドゥテルテ大統領の娘で、
マルコス氏につく副大統領ということで方向転換。
◯レニ・ロベルト
現在のフィリピンの副大統領。
◯マニー・パキャオ
ボクシング界におけるフィリピンの国民的英雄と言われ
貧しい家庭に生まれながら12度のワールドチャンピオンになったことから、国民に愛されています。
気になる現在の民間の調査企業が行ったアンケート結果は下記の通りになっています
(トップ3を紹介)
マルコス候補 60%
ロベルト候補 16%
パキャオ候補 8%
結果は一目瞭然ですが、
現在はマルコス大統領候補が圧倒的支持率を得ているという状況になっています。
これは、現在もなお70%以上の支持率を持つ元大統領のドゥテルテ氏の娘である
サラ・ドゥテルテ副大統領候補との結託が大きく影響しているのかもしれません。
また、マルコス大統領候補はドゥテルテ現大統領との親睦も深く、
現在の政策(インフラ開発の”Build Build Build 政策”や、税制改革)を
引き継いで行っていくとの公約発表していることもあり国民からの期待も大きいと考えられます。
フィリピンの大統領選挙期間は様々な運動が起こり
時に発砲事件に発展するなど、注意喚起されている状態が続きますが
駐在員の皆様はくれぐれもお気をつけください。
以上
5月に控えたフィリピン大統領選挙の概要をご説明させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
向山