ミンガラーバー、こんにちは。
ミャンマー・ヤンゴン事務所の鶴見令奈(つるみ れな)です。
先日、こちらの人がよく着ている民族衣装、ロンジー(長いスカート)を買いに行きました。
地域や民族によって柄が異なりますが、アウン・サン・スー・チー・チェックという柄があります。どれも素敵で目移りしてしまいました。
そんなスー・チー氏、11月1日~5日に来日しましたね。
2016年3月の新政権発足後初めての来日で、2013年4月以来でした。
来日中、スー・チー氏は安倍晋三首相、岸田文雄外相とそれぞれ会談し、天皇皇后両陛下とも会見しました。京都では研究員として留学経験のある京都大学を訪れました。
■安倍首相との会談
安倍首相は、少数民族との和平実現や貧困対策などに、今後5年間で官民合わせ8千億円規模の支援を行うと表明しました。ミャンマーとの関係を緊密化するとともに、東南アジアで存在感を増す中国に対抗したい考えと見られています。
安倍首相は会談後の共同記者発表で、ミャンマー国内の水力発電所の改修や、少数民族地域への5年で400億円の拠出などを通じ、全面的に支援する意向を伝えました。
また、ミャンマーの人材育成のため、日本の青年海外協力隊を派遣する取り決めを結びました。
■岸田外相との会談
日緬二国間関係と対インドの連結性を強化することで一致しました。
岸田外相は、ミャンマーが包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を歓迎しました。
また、岸田氏は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応や、中国が海洋進出を強める南シナ海問題について連携を呼び掛けました。
ミャンマー西部ラカイン州で仏教徒とイスラム系少数民族の対立が続いている問題について、岸田外相は、緊張緩和に向けた住民の生活向上のため客船3隻を供与し同州の避難民への食糧支援を行う意向を述べました。スー・チー氏は、「ラカイン州の問題は非常にデリケートであり、注意して対応しなければならない」「ミャンマー政府は法に基づいて対応している」と述べ、日本からの船の供与は同州の発展に資するとして感謝を示しました。
Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)
鶴見 令奈
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