社会保険料の納付額

 

皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。
今週はメキシコの社会保険料の納付額について記載します。

質問)
メキシコ現地での給与支給が開始されたことに伴い、社会保険料の納付もスタートしました。今回、2回目の納付ですが前回と比べて納付額が大幅に増えています。給与を支給する人数も支給額も変わっていないのにどうして社会保険料の納付額が異なるのでしょうか。

回答)
メキシコの社会保険料の納付は、SUA(Sistema Único de Autodeterminación)と呼ばれる専用のシステムによって計算(作成)されており、金額は自動で計算されています。
この納付書2カ月分を比較すると、奇数月納付分が偶数月納付分よりも金額が多くなっていることがわかります。

これは、各種保険料の納付が以下のようになっていることによります。
●毎月納付が必要となるもの
疾病・妊娠 、労災、保育、労働不能・生命保険

●2ヶ月ごとに納付が必要となるもの
失業、退職金・年金、INFONAVIT

実際に納付書を確認すると、偶数月納付の納付書には、納付書下半分の項目には金額が無いことがわかります。
また、保険料は日給ベースで算出された金額を基に料率を掛けて求めるため、月の日数よっても差異が生じます。

 

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