今回はメキシコの金融(株式)市場についてお話します。
メキシコ証券取引所(BMV:BolsaMexicanadeValores)は、1933年にメキシコ・シティに設置されており、株式、債券等の取引を行うメキシコで唯一の証券取引所です。
世界金融危機の直後の2008年末に時価総額は激減しましたが、その後は順調に回復し、2014年10月時点で時価総額5,433億USドルとなっています。上場企業数も同様に増加していますが、国内企業よりも外国企業が多く新規上場しており、特に外資系金融機関に存在感があります。
BMVでは、株式、ワラント、債券などの取引が行われており、株式は多くの種類に分かれています。A株(普通株でメキシコ人が購入可能)、B株(普通株で外国人も購入可能)、C株(投票権を制限した外国人投資家向け普通株)、L株(投票権を制限した普通株)などがあり、投資規制の少ない債券と比べて、株式は外国人投資家にとっては複雑で規制が厳しいとの声もあります。また、時価総額の大きな銘柄に取引が集中するのも特徴的です。
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