TRT(在留カード)取得後の出入国について

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はメキシコのTRT(在留カード)取得後の出入国について記載します。

 

 

質問)

先日、メキシコでの在留カードを無事に取得できたのですが、取得した後のメキシコへの出入国方法に疑問が出てきました。ノービザでメキシコへ入国する際には、飛行機の中で渡されるFMMに必要事項を記入して、空港のイミグレーションに提出し、担当官が確認すると、控えを渡されます。そして、出国の際にその控を提出していました。

しかし、在留カードを取得するために、今回の入国時に受け取ったFMMの控は提出してしまったため、手元にはありません。FMMの控はありませんが、在留カードを持っている外国人は特別な手続をすることなく、出入国ができるのでしょうか。それとも事前に何か準備をしておかなければならないのでしょうか。

 

回答)

メキシコ国籍(永住者含む)の者がメキシコへ出入国する際には、FMMの提出が必要となります。つまり、TRTを保有している者であっても、ノービザで出入国する者と同じようにFMMを記載しなければなりません。

ただし、ご質問にあるように、TRTを申請するため入国時に渡されたFMM控は移民局へ提出をしているため、出国時には手元にありません。そのため、TRTの保有者は出国時に空港で改めてFMMに記載をする必要があります。以下、出入国時の一般的な流れを説明します。

 

●出国時

①空港の航空会社カウンターでパスポートとTRTを提示

②セキュリティーチェック後にINM(移民局)のカウンターにてFMMの用紙をもらい、項目を記入してカウンターの職員にスタンプを押してもらう

③職員に渡されたスタンプ済FMMを搭乗手続の際に担当者へ渡す。

※TRTを有している場合、FMMの上半分を返却されることがありますが、この半券は不要なものですので、保管する必要はありません。

 

●入国時

①飛行機内等で渡されるFMMに必要事項を記載し、入国審査の際に担当官へ提出する

②無事に審査が終われば、担当者よりスタンプを渡された控を返却される。

※TRTを有している場合、この控は不要ですので、次回の出国まで保管する必要はありません。

 

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