皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。
今週はメキシコ市場への海外資本の進出状況について記載します。
質問)
メキシコ市場への日系企業の進出状況は、現在どのような状況なのでしょうか。
一時期は100社以上が1年間に新規での進出を行っていたと聞いていますが、米国との関係悪化などで様子を見る企業が多くなったとも聞いています。
回答)
2016年の米国大統領選挙によって、現トランプ政権が開始されてから米墨関係は確かに悪化したと思われます。また、この影響で多くの企業がそれまで計画していたメキシコ進出をSTOPしたということも事実でしょう。
特に前年までは年々日系企業の進出数は増加し、2015年には1年間で150社以上の日系企業進出が行われていたため、大統領選挙後の減少は顕著であったように感じられます。
しかし、米国との関係だけを考えない企業のメキシコ進出は今も続いており、特に欧米企業のメキシコ進出は年々増えてきているといった見解もあります。
現在の取引先との関係もあるため、状況を見定めなければいけないこともあるかと思いますが、海外進出は今までとは違った市場の開拓ができるチャンスでもあります。
まだまだ、市場としての伸びしろのあるメキシコでぜひビジネスチャンスをつかんでほしいと思います。