センタボ(Centavo)の扱いについて

会計

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はメキシコのセンタボについて記載します。

 

 

質問)

 店舗やレストランでの金額にはセンタボが表記されていますが、実際に流通している通貨では存在しない単位も表示されることがあります。カードであれば1センタボの支払も可能ですが、現金払の際にはどのように払えばよいのでしょうか。

お店によって切上げたり、切り下げたりしており、何が正しいのかがわかりません。

 

 

回答)

 センタボ(Centavo)はペソ以下の単位であり、100センタボが1ペソになります。

硬貨としてのCentavoは、10・20・50という単位でしか存在していませんが、店舗等では一の位までCentavoが表記されていることがあるため(例:180.89メキシコペソ(MXN))、現金でちょうどの支払を行うことができないことがあります。

このような場合は、私見も入りますが、Centavoを切上げて現金で払うのが一般的です(例のようなケースだと、181.00MXNで払う)。ただし、お店によってはCentavoを切り捨てくることもあり、Centavoの扱いには正解が無いように思われます。

 

会計の処理においては、Centavoを一の位まで記帳しますが、上記のようにFACTURAと実際の支払額には相違が生じることがあります。このような場合は、雑収・雑損を用いて調整を行い、つじつまを合わせています。

 

 

 

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