売り上げのキャンセルについて

会計

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。

今週は売り上げのキャンセルについて記載します。

質問)

ある取引に関して、メキシコ国内で売上を上げたものの、取引先の返済能力の都合により、売上のキャンセルを検討している取引があります。(キャンセルをした後に、返済能力が戻ったら、再度取引を実施する予定です。)

しかし、納品も完了しており、金額も大きい事から、

キャンセルをすることによるリスクがあるのではないか、と懸念しています。

どのようなリスクがあるのか、売り上げのキャンセルは可能なのか教えて下さい。

回答)

上記の取引について、制度上は売上のキャンセルが可能です。

しかし、当局より「利益の付け替え」だと判断されるリスクはございます。

リスク軽減の対応方法としては、取引先からキャンセルの申し出があった事と、その合意書を締結し、スペイン語での資料として保管しておく必要があります。(利益の付け替えではなく、妥当な取引が成立している事を示します。)

こういった証明資料を残したとしても、最終的な判断は当局側のものとなり、

リスクを完全に回避できるものではありません。

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る