皆さん、こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの藤田大です。
今週は子会社会計データの確認について記載します。
質問)
メキシコ子会社の会計を担当しています。
この度、現地法人から報告のあった売上データと、
日本側で付き合いのある企業が発行しているInvoice(仕入れに当たる)の年計、月計額に差異が生じる状況となってしまいました。
現地側でも確認方法が分かっておらず、
どのように確認していけば、差異を突き止める事が出来るのか、教えてください。
回答)
先ず、確認方法としましては、
メキシコにおいて会計計上の際に使用するFacturaを確認する必要があります。
誤った計上の方法として、予想されるのは次の2点です。
・換算レートのミス
・計上日の誤認識
Facturaを確認する際には、金額の一致確認はもちろんですが、
Facturaに記載の通貨が正しく会計データ上に反映されているかを確認する必要があります。
また、次のポイントとしては、Facturaの発行日です。
メキシコではFacturaの発行日を基に会計データに反映しなければならない為、
例えば10月30日にFactura発行されたものを、11月の計上とする事は出来ません。
差異を確認する際は、メキシコの会計計上の認識を理解したうえで、
確認対象と照合していく事が大切です。
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。