世の中で言われる”イエスマン”。
たいていが”悪い意味”で使われます。
経営者が言った言葉に対して言われた事に対して
”イエス”しか言わない。
ある意味では、“使いやすい社員”と考えてしまう方も
いらっしゃるのかもしれませんが・・・
この”イエスマン”には二つのパターンがあるかと思います。
一つは、本当に何も考えずに”イエス”を繰り返し、
言われたことだけをやる”思考停止”のパターン。
間違いなく、自立型社員にはならないタイプです。
では、もう一つのパターンはどうでしょうか？
同じ価値観、思考によって導き出される結論が
たまたま同じ”イエス”になっているパターン。
社長の意志決定が、会社を良くも悪くも変えていきます。
その意志決定の承継。
物的承継はテクニックでカバーできても、意思決定のような
人的承継は単純に知識・技術ではカバーできません。
永遠の若さがあれば、一生社長をやっていたい。
特に創業経営者であればそう思う気がします。
肉体は滅んでも、その意志は残したい。
自分の意志を継ぐ、というのは同じ価値観、思考を
もった人に後継してもらいたい。
そのために、フィードバックの仕組みなどを通じて、
正しい方向で考え、意思決定が出来る人を育てる。
その結果、役職者、経営者に近くなればなるほど
” イエスマン”が増えていく。
もちろん、経営者が判断を誤ることもあるため、その場合に
”ノー”と言える人でなければいけませんが、その前提として
”イエス”の意味が理解できないと、ただ経営者を批判する
評論家になってしまいます。
いずれにしても、”自分の頭で考える”ということを
止めた人は、物事を考える習慣が無くなり、だんだんと
楽な”人の意見に従う”ことに慣れ、人の意見に従い、
結果、自分の人生ではなく他人の人生の登場人物に
なっていってしまいます。
いい意味での”イエスマン”を増やしていく。
（特に、経営幹部は必須だと思います。）
それが経営理念の浸透、組織を一枚岩にし
実行力を高めていく方法なのではないでしょうか。
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株式会社東京コンサルティングファーム
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増田 鉄矢
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