良い上司とは？と部下に聞くと、下記のような答えが返ってくることは、往々にしてあります。
・具体的に仕事のアドバイスをくれる
・業務に一緒に取り組んでくれる
・自分の意見や考えを聞いてくれる
・いつでも相談にのってくれる
etc
いわゆる面倒見の良い上司が理想像だと思います。
ただ、そのような上司がメンバーのパフォーマンスを上げて、組織として成果を上げられるか？
組織として成長するか？と考えると、そうではないのが本質です。
特に女性管理職やリーダーは、母親のようにお世話をするという特徴があるので、面倒見の良い上司になってしまう傾向があります。
部下が、仕事をできるようになるまで、投げ出さない粘り強さはあります。
仕事のやり方を細かく教えて、できるようになるまで細かく見てあげるのですが、
成果やスピードにフォーカスしないので、組織のパフォーマンスは低下し、
部下も成長しないという残念な結果なることが往々にしてあります。
目標を達成させるために、部下に仕事のやり方を細かくて教えても、
そのやり方で達成しなかった場合、責任は上司にあると考えます。
仕事のやり方は、例えば釣りだと、釣り方を教えることと同じで、
考え方など思考法を教えることになります。
そうしなければ、部下は自分で考えずに、言われた通りの手順で仕事をするだけになってしまいます。
そうなると全く応用が効かないので、ルーンワークしか出来なくなってしまいます。
よって、世話をするのではなく、指導・教育・育成することが大切で、
それには、自分自身が人生に目的、哲学を持っていなければ、
導くことや考え方を教えることが出来ず、結果として育て上げることが出来ないのだと思います。
育て上げるまで、投げ出さずに責任を持ってやるにしても、
組織の目的や価値観、スピードが合っていないと、単なる母親的なお世話をしているだけになるので、
育成することの本質をよく理解する必要があります。
以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社東京コンサルティングファーム
取締役・税理士 東 真奈美（Higashi Manami）
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