古今東西学生は勉学に励み、その結果をもって優劣が決められる仕組みになっています。
「学校の勉強が全てではない」と言う声も聞かれますし、
学業ができる=全てのことが上手くいく
ではないことも周知の事実です。
しかし、「学校の勉強ができる」ということも一つの事実ではあり、どんなにきれいごとを言ったところで、そのことが無意識的かもしれませんが、何かの判断材料にされているのも事実です。もし、”全てでない”何かを客観的に相手に認めさせるためには、それを定量化する必要があります。
「学業の成績が社会人としての成績とイコールではない」という話をよく聞きますし、ビジネスで成功している人全てがいわゆる一流大学を出ているわけでもありません。また、「MBAを取得したような人材は実務では使えない」などと言う声も聞こえてきます。
これらも一つの事実なのでしょう。
しかし、結果とはそれまでの行動によって導き出されているものであり、学業における成績とはその人がそれまで頑張ってきたという事実である点には変わりなく、ここから目を背けてはいけないのだと思います。
会社運営においても同じです。
会社は決算書と言う成績表によって優劣が決定されます。
今の成績(黒字)が良くても今後も続くとは限りません。
時代の変化や業界の慣習、様々なしがらみが影響して赤字になっているのかもしれません。
テストの結果が悪かった時、
「出題者が悪い」「たまたま体調が悪かった」「今回はヤマが外れた」
と言っている人はいつまでたっても成績は伸びません。
今の業績はこれまでの活動の結果であるという事実は変わりません。
「時代が」「業界が」「国が」。。。
これを言っている限り会社の成績も伸びることはありません。
事実を真摯に受け止め、将来の成績表を良くするための努力をし続けることが必要です。
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株式会社東京コンサルティングファーム
黒岩 洋一
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