社員の定着率や生産性を上げるために、仕事に対するモチベーションをアップさせることや会社に対するエンゲージメントを高めることに苦労するのですが、実は、フォーカスすべきは、社員に成長を感じさせることではないのだろうか?
仕事を通じて、社員が成長を感じることができれば、自動的に結果として、仕事に対するモチベーションはアップするし、成長を感じさせてくれた会社に対するエンゲージメントは高まると思います。
調査結果によると、仕事上で成長を感じるのは「一つの仕事をやり遂げた時」が最多であり、続いて「目標を達成した時」、「作業が短時間で出来るようになった時」です。
よって、いかに仕事において社員に目標を達成させるかは、定着率の観点からも、組織の成長の観点からも、非常に重要になると思います。
ただ、「成長を実感する」は、年齢が若い時は、実感しやすいのですが、年齢が上がるほど実感しなくなります。
女性は20代〜30代、男性は30代〜40代の転職率が高くなるという調査結果があるのですが、結局、ある程度仕事が出来るようになると、この会社では成長ができないと思って、転職してしまうのでしょう。
成長は、心と技の成長の両方が必要ですが、多くの人は目に見える「技」の成長ばかりを追い求めてしまいます。
いくら知識、経験を高めても、「技」は目的を達成するための手段なので、本質的に「心」は成長していないのです。
心の成長は、価値観や思考法が変わることであり、目に見えないので、なかなか実感しづらいと思います。
しかも、心の成長は苦痛も伴うので、避けてしまう傾向があります。
心の成長は時間がかかるし、価値観や思考法はアウトプットして客観的に評価しなければ分からないので、しっかりとフィードバックする必要があります。
社員自身が「成長を実感している」状態は、新たな知識や経験を積むことができた、という短期的なものを追い求めている状態になっていて、本質的には「成長していない」ことの方が多いです。よって、心の成長にフォーカスして、フォローするのが管理者の役割だと思います。
そのフォローは、師弟関係のメンターとしてのフォローを意識する必要があると考えます。
そして、フォローする上司も、心の成長にフォーカスして成長し続けなければ、メンターとして部下を導くことができないです。
年齢に関係なく、全ての社員が成長していなければ、組織の成長は止まってしまいます。
今、特に、管理者の成長が課題となっている会社が非常に多いのが現状です。
日本は、職能主義の評価制度であり、知識、技術、経験がある人が、管理者に昇進しているのですが、思考法を変えずに管理者になっているので、組織が成長せずに大きくならないのが課題となっているのです。
よって「管理者が変われば、会社は変わります!」
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