みなさんこんにちは!
取引先として、また就職先としてコンサルティング会社を選ぶ時、
みなさんはどのような視点で選んでしますか?
“コンサルティング“という言葉がひじょ~うに曖昧なため、
様々な仕事がコンサルティングとされていますよね。
そもそもコンサルティングというのは、
ざっくりいうと課題を解決していく仕事です。
生命保険は顧客のいざという時、というお困り事を解決する仕事、
人材紹介は顧客の、人手不足というお困り事を解決する仕事、
困っていることを解決するのがコンサルティングなわけなので、
全ての仕事がコンサルティングを行っていると言えるのです。
ではここで、コンサルティング会社を3種類に分けて
特徴や選び方をコンサルタント目線(笑)で紹介していきます。
題して、コンサルティング会社の執行役員がお勧めする、
コンサルティング会社の選び方!!
(1)代行型・・・アウトソーシング、営業代行、採用代行、記帳代行
顧客が抱える不効率というお困り事を、自社の社員、ノウハウを使って解決するコンサルティング会社。コストセンターである管理部門を外に出すことで、経営の合理化、効率化を図りたい会社にとっては真っ先に依頼したいところ。
(2)手続き型・・・会計事務所、社労士事務所、法律事務所、
高度な専門知識を基に、顧客の知見だけでは解決できない問題を解決するコンサルティング会社。知識の提供だけでなく許認可手続きまで行う。
ビジネスには必ず規制というものがあり、国またはそれに準ずる機関に対して許認可の手続きを取らなければなりません。法律、会計、税務、労務に関する行動な知識が必要なため社内に知見がない会社は手続き型のコンサルティング会社を選んでください。
(3)理想型・・・
そもそもどこを目指していますか?という問いかけからスタートするコンサルティング会社。(1)(2)がソリューション先行に対して(3)理想型は何が課題なのか、どのように解決するかをハンズオンで提供するコンサルティング会社です。
顧客の理想を実現するための課題解決、これが(3)のコンサルティングの基本コンセプトです。
(1)代行型(2)手続き型と、
(3)は明確にコンセプトが異なることがお判りいただけたでしょうか?
(1)(2)は、具体的なソリューション(解決策)を持っています。
((1)人手不足には人材派遣、(2)税務申告には税理士の知識)
(3)は、そもそも顧客にとって何が課題なのか、という部分から始まる所謂課題先行型のコンサルティング会社です。
(1)、(2)→ソリューション先行型
(3)は課題先行型
コンサルティングの形態が(1)に近ければ、課題解決の難易度が下がっていきます。
一方(3)に近づければ難易度が高くなり、それに伴い支払う報酬も高価になっていきます。
コンサルティング会社を選ぶ時、自社の課題は何なのか
効率性追求の課題なら(1)代行型
法律関係なら(2)手続型
そもそも課題が分からないなら(3)理想型
を選んでください。
また就職、転職活動でコンサルティング業界を見ている方も、ぜひ面接を受ける会社がどの部類に入るのかを見極めていってください。
営業のやり方から、マネジメントの仕方まで根本的な経営のやり方が異なるので、
入社前にしっかりと見極めてください!