「世の中、お金に興味がない経営者はいない」
これが事実かと思います。
しかし、”キャッシュフロー”という言葉にはあまり興味を示さない。
また、”キャッシュフロー計算書”と聞いてもピンとこない、一切
作っていない、という経営者の方は多いのではないでしょうか。
その理由は簡単で、「必要と思ってないから」。
作っても意味がない、と。
では、このキャッシュフロー計算書に本当に意味がないのでしょうか?
私が思うに、もし本当に意味が無ければ、そもそも存在すら
していないはずであり、これは”意味が見出せていない”だけなのだと。
そして、その意味を無くしてしまっている原因が、
”経営者の興味関心に合わせて使えていない”
という事だと思います。
そもそも、経営者の興味関心は”経営”にあり、”会計”には
興味がありません。
「自分の会社をどう良くするか」といった事を365日考え続けている。
それが中小企業の経営者であり、そのために必要な情報や知識を
吸収し、実際の経営に活かしている、と。
もし、本当は経営に役立つものであっても、実際にそれを作る
専門の会計事務所ですら、”どう作るか”は説明できても
”どう役に立つのか?”が説明できないのが現実です。
経営者は、経営にリンクしていない、関係しないと判断したものに
興味を持ちません。
専門家の仕事というのは、自分のもつ専門知識を使って
会社を良くしていく、という事であり、そのためにまずは専門知識が
どう経営に結びついているか説明し、興味関心をもってもらう。
そのために、専門知識を実際の会社経営に紐付けていく必要があります。
キャッシュフローを例にとると、究極的に経営者が知りたいのは
”お金がいくら増えたか、減ったか”という点です。
お金には、”入り”と”出”の二つしかありません。
その中で、当然誰もが”増やしたい”と思う中で、その増減原因を
経営活動と結び付けてみると、、、
まずメインの”営業活動” 。その前段階で”投資活動”。投資を行うための
資金調達、” 財務活動”。この三つに分かれます。
この三つの活動から、どのようにお金が生み出され、又は消費され、
という事を見えるようにした上で、どこに手を打つことでお金を生み出せるか。
キャッシュフロー計算書を”お金を生み出すツール”と考えられれば、
これは”作らなければいけない(見たい)”となります。
結局・・・経営者は、会計の知識が欲しいのではなく、
会社を良くする、お金をもっと儲ける方法が知りたいのです。
そして、究極的にはお金を稼ぐこと。いくら利益が出ていても
お金がなければ会社は潰れてしまいます。
お金、会計、経営。これらを常にリンクさせて考える事が必要があります。
「会計から経営を。」
会計の専門家はこう言いますが、本当の顧客目線であれば
「経営から会計を。」
これを語れる人が、顧客から必要とされる専門家なのではないでしょうか。
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