経営計画発表会は行うべきか?

「経営計画発表会は、やったほうがいいんだろうか?」

 

大企業であれば、毎年の株主総会が実質的に

経営計画発表会となっています。

 

中小企業でも、経営計画書を作成する会社が増えてきては

いますが、”発表会”となると急に敷居が高くなります。

 

多くの社長は、「わざわざ時間をかけて」とか「費用がもったいない」とか、

ある意味”費用対効果”を考慮して”やらない”という判断を下しています。

 

それらを考慮して「やる」と決断したとしても、

やることを目的にしては本末転倒ですので、

やるのであればいくつかの注意点があります。

 

まず、リーダーの役割として

①目標設定

②目標共有

③目標達成

の三つがあります。

 

そして、これらを本題の観点で置き換えてみると、

①は、経営計画書の作成。

②は、経営計画発表会。

その後に③に向かって日々行動していく。

 

経営計画発表会をやるとなったら、まず思い浮かぶのが

“①と②は社長”という構図。

 

そう考えると、社長は「めんどくさい」となり、

結果「やらない」となってしまう、まさに”オーナーズトラップ”

の予備軍といった状態になります。

 

この状態をどう変えていけばよいか?

それは、”社長の仕事を部下に任せる”と言う事で

 ・①と②は”幹部”

 ・③は社員

 

という形にすると、社長は①と②のチェック、

フィードバックという形で回を重ねるごとに

徐々にクオリティが上がり、最終的に社長の

代わりが出来るようになれば、中小企業の最大で

最後の問題である事業承継の解決にも繋がってきます。

 

そして、立てた計画を徹底して守らせる。

ここまで部下が行えるようになって、初めて社長の仕事が

承継できたことになります。

 

事業承継という”人”のテーマを、会社の”制度”に取り込む。

経営計画発表会を会社の問題解決の手段として活用

出来るのであれば、きっとやる意味を見出し、効果も

得られてくるのではないでしょうか。

 


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