組織のボトルネックは”組織図”にあった??

組織というのは、社会という”共同体”の中で

”機能体”としての役割を持っています。

 

機能体であるからこそ、その機能に対しての

”生産性”が求められます。

 

会社で言えば、売上という” 価値”と、それを

生み出すためにかかった”コスト”。その差引である

利益を生み出し、更にそれを社会に還元(投資)

していく、と。

 

そのため、組織の中で”生産性”というのは

非常に大きなテーマです。

 

この生産性を阻害する要因は、いくつか考えられるのですが・・・

 

私が思うに、その一つの大きな原因が”組織図”に

ある気がしています。

 

普通、組織図を書くときは、樹形図型のものを

書くのが一般的です。

 

まず、一番上に”経営層(社長、取締役会、など)がきて、その下に各部署(事業部)、大きな会社であれば

課、係・・・と言う形で。

 

これは組織を”機能別”に分けたもので、誰が見ても

分かりやすい、ということで多くの会社で使われて

いますが、分かりやすいがゆえに、”区切り”を意識

してしまいます。

 

もちろん、組織は”分業”が前提ですのでそれぞれの

事業部が役割を果たすことで、組織の成果を最大化・・・

とは言うものの、本当にそれだけで良いのでしょうか?

 

組織の一番の”効果”は、+(足し算)ではなく

×(掛け算)で成果が変わってくる、というのが

あるかと思います。

 

いわゆる”相乗効果”ですが、これを生み出すためには

各組織がただ繋がっているだけではなく、”有機的”に

繋がっている必要があります。

 

実際、組織は人ですので、その人が有機的に・・・

というのが、”責任範囲の重なり”が大きく影響してきます。

 

その責任範囲を重ねていくためには、縦割りの

組織図だけではなく、横割り(ヨコの連携)を

イメージしたもの、よく書かれるピラミッド状の

トップ、ミドル、ロワーの図が一番だと思います。

 

とはいえ、これだけでは各組織構成が分からなく

なってしまいますので、少なくともミドル(管理者層)

以上にはこの概念を理解させ、縦割りではなくヨコでの

関係強化を図らせていく必要があります。

 

というのも、経営層になれば部署を超えて会社全体に

常に責任範囲をもつことになるため、それを一つ下の

ミドル層(管理者層)の間から意識して行動することで

やがてそれを実践した人が上にあがる、という流れが

出来てきます。

 

組織の中で必要なのは、”昇給”ではなく”昇進”。

上に向かって階段を上がっていく、という人が

増えることで、組織レベルの底上げが図られ、結果

成果をあげやすくなり、分配される額も大きくなっていく。

このような組織文化を形成していくことが重要になります。

 

組織を見える化するための”組織図”が、結果的に

組織の一番のメリットである”相乗効果”を薄めてしまう。。

 

理想の組織文化を作るうえでも、”組織図”

を作るときは”役割を示すもの”と”あるべき姿”の

二つの概念を正しく理解できるよう、会社側が

示していく必要があるのだと思います。


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