誰の苦しみにフォーカスをしているのか。

こんにちは。人事コンサルタントの小山です。

「そもそも、企業は、なぜ、存在するのでしょうか?」
人間は、目的をもたずに生まれますが、企業は、目的をもって、この世に生まれます。

それは、世の中の課題を解決するためです。

世の中の人たちの苦しみや悲しみを減らして、喜びを増やすために

それぞれの企業は生まれます。

例えば、SONYをつくった井深大さんや、松下幸之助さんは、戦後のモノのない時代に、家電というモノを通じて、家庭に豊かさを届けようとしました。

昭和の時代の子どもの好きなものと言えば、

「巨人・大鵬・卵焼き」
と、言われ、これは、テレビが、戦後の娯楽の少なかった時代の娯楽として文化的役割を果たしていたことがわかります。

時は、流れて、2010年代、日本の電機メーカーは、大きな曲がり角を迎えました。

テレビが売れない時代
韓国製や、中国製の台頭で日本のテレビが売れなくなりました。

そして、さらに、テレビ離れが進んでいきました。

日本メーカーが、テレビをつくらなくても、海外のメーカーでも安いコストでつくれるようになりました。

そもそも、一人が一個スマホをもち、チャンナル争いすることもなく、みたい時に、みたいものを観れる時代へと変わっていきました。

今や、テレビが、果たす文化的役割は薄れてきました。

これは、テレビだけではありません。

昭和の時代を支えてきたものをつくってきた

日本の中小企業。

モノがない時代に果たしたモノの役割と今ではだいぶ変わってしまいました。

残されたのは、

会社と、社員です。

社会の課題を解決しようと会社がはじまります。

時代がたつと、売れない商品を抱えた会社と社員が残ることが、課題になってしまいます。

売れなくなった商品を抱えた会社は、
「売れる商品」づくりに取り組みます。

けれど、忘れてはいけないのは、

社会の課題があって、会社があるのだということです。

これを逆転させてはいけません。


人事コンサルタント 小山

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