真実でない事実

こんにちは、株式会社東京コンサルティングファームの小林です。

 

 

会社運営の中で、いろんなコミュニケーションが存在しますが、その中で一番重要なものは事実を伝えるということではないかと思います。

 

会社で伝えられる事実には以下の5つがあります。

・真実としての事実

・表面的な事実

・仮定的事実

・報告された事実

・希望的事実

 

一番目の真実としての事実、これが必要とされる事実ですが、そこから何らかのバイアスがかかってその他の4つの事実が伝えられるということが往々にしてあります。

 

表面的な事実:例えば「クレームがあった」、「在庫の数字が合わない」、といったことですね。表面的な事実ですが、それだけでは問題の把握はできないし、解決することはできません。

 

仮定的事実:「うちのサービスが顧客の求めているものと違っていた」「コロナの影響で業績が悪化した」表面的な事実を分析しているということで、表面的な事実よりは一歩前進していると思いますが、それが真実かどうかはわかりません。それを裏付ける事実が必要になります。

 

報告される事実:「今月の営業件数は●件」「今期の利益は●円」といった、数字も含んだある意味客観的な報告のように聞こえる事実です。しかし、営業や利益をどう定義するか、でその数字の意味は変わってきます。また、その数字が集計されたものなのか?それとも述べる人間の感覚で述べているのか?ここも重要なポイントですね。報告される数字の背景にどういうビジネス上の動きがあるのかに留意してこうした事実をとらえなければなりません。

 

希望的事実:「来期はコロナも落ち着くから業績は回復するだろう」「この路線は遅延することはそうないから打ち合わせには間に合うだろう」「彼には悪気はなかった」という、述べる人間の希望を含む事実です。希望としての主観が含まれているので、もしかしたら真実からは逸脱している可能性があります。

 

このように、人間が伝える事実というのには、いろんな種類があるわけです。

 

報告を聞く上司や、取引先から言われることというのも上記のような様々なバイアスがかかった情報になっている可能性があるので、真実は何なのか?という視点で聞かなければ、想定していた事実と異なっていたということが起こってしまいます。

 

一方で、自分が何かを伝える立場にある場合、その情報が上記のどの事実に該当するのか?という表明をまずはした方がいいですね。

コミュニケーションのトラブルでは、「言った言わない」ということが多々ありますが、その多くがコミュニケーションの出し手の認識する事実レベルと受け手の認識する事実レベルのギャップによるものが大きいです。

その情報が受け手にとって重要なものであればあるほど、その情報の出し手はどのレベルの事実として述べているのか?ということを必ず伝えるべきですね。

 

経営者は、この事実の認識に非常に敏感にならなければなりません。

相手に悪意があろうとなかろうと、伝える事実、伝えられる事実は真実でないことの方が多い可能性があるからです。

 

真実をつかみ取る力、真実を伝える力というのがビジネスコミュニケーションでは重要です。

真実がテーブルに上がっているという前提で、初めて、重要な真実、クリティカルな真実を抽出するということができるからです。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 


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株式会社東京コンサルティングファーム

小林 祐介

 

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