“働き方”を変えて、本当に何かが変わるのか?
バブル世代後から景気後退に入り、労働者の価値観も
当時から大きく転換。
”お金のため”から”生きる意味”を求めた働き方へ。
好景気が続き、働けば働くほどお金が儲かるという
時代であれば、それは”16時間労働”をしても
比例してお金が手に入り、それがモチベーションであれば
体も壊さないし、体力的に辛くても会社を辞める、という
事は無いかと思いますが、、、、
今の時代、そんな無茶な働き方を要求されないにも
関わらず、企業の離職というのは存在し続けています。
これを”心”と”体”で考えると、間違いなく心(メンタル)
の部分に問題がある、ということになります。
時代が変われば、目的も変わってきます。
例えば、グリコの理念”体位向上⇒子供たちの笑顔”
というのも”食べるものが無い時代”のものであり、今この
”飽食の時代”の日本ではその目的も変えざるを得ない
ものとなっています。
そう考えると、働く目的というのも、昔の”モノ(時間、待遇など)”
ではなく、今は”心(意識)の時代”とも言えるのではないでしょうか。
これを”働き方改革”という観点で考えてみると
例えば”労働時間を減らす”という行為。
これは、労働自体が”苦痛”で”不幸”という前提に
立てばそうなのですが・・・
我々は社会の中で生きていく以上、常に
”働く(価値を生みだす)”という事を求められます。
仮に1日8時間。1カ月で160時間。
1年で1,920時間。(80日)
40年で76,800時間(3,200日。約8年)
この中で、仮に”不幸な時間”や”辛い時間”が
1日の中で多少減ったとして、何かが変わるのでしょうか?
刹那的に生きる、1日完結型の人であれば
”苦痛が減る”という事で毎日若干の変化を
感じることが出来るのかもしれませんが・・・。
長期的に見れば、”苦しい事”が多少減ったとしても
人生がそれで好転する、ということは無いと思います。
では、どうすればよいのかという点ですが
そもそもの大前提である”苦痛”や”不幸”といった
もの自体を変える事が出来れば、全く真逆の事が
起こるのではないでしょうか。
つまりは、”働くことが楽しい”。働いてる時間が”幸福”。
このように考えることができれば、全ての問題は解決
する気がします。
では、これをどうしていくかという事ですが、会社の
経営者がこれを実際行っていく、というのは難しく
この社員の”意識改革”を実際に行えるのは社員に近い
管理職、ミドル層の仕事、となるのかと思います。
トップが行うべきことは、意思決定。
つまり、会社全体としての形式面(労働条件など)を
変える事は出来ても、組織が大きくなれば、実際に
一人一人に対しての働きかけは難しくなってきます。
とはいえ、管理職が甘い言葉で”メリット”だけを
語ってもダメで、社員側に対して”ベネフィット”を言語化し
しっかりと認識させられる人でなければいけません。
(根性論、精神論で引っ張る・・・では人はついてこないので)
極論をしてしまえば、”どんな意識で働くか”というのが
全てであり、”意識が高い人”で職場が満たされていれば
このような”働き方”という議論すら起きてきません。
そして、この”意識の高さ”は仕事中ではなく
”仕事外(自由な時間)”に表れるもの、いわゆる
”素の自分”になります。
この社員の”素の自分”が変わるような影響を与えて
いけれる人が、優秀な上司であり、管理者になって
行くのだと思います。
社員のワクワク感、やる気を引き出す。
仕事を”楽しい時間”と感じさせられる。
そして、お金ではなく”日々の仕事”自体を
”(心の)報酬”に変えていくこと。
そうすることで、働くこと自体を”幸せ”と感じられる。
働けば働くほど”幸福感”が増していく。
そう考えると、変えるべきは”心”であり、この”心の改革”
こそが真の”働き方改革”と言えるのではないでしょうか。
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