春節期間中の従業員出勤対応について

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループ中国拠点の萩生田 弘毅です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「春節期間中の従業員出勤対応」についてお話していこうと思います。

 

中国について知りたい方は…

中国に関する基礎知識が知りたい方は、こちらから▼
・中国の基礎知識
タイに関するセミナーに参加したい方は、こちらから▼
・中国関連セミナー

 


【春節期間中の従業員出勤対応について】

2024年の春節は「2024年2月10日~17日」の8日間となっております。
春節期間中に従業員を出勤させた場合、雇用者(会社)はどのように対応する必要があるのでしょうか?
こちらは、その出勤日が一般休日 或いは 法定休日期間の、どちらに該当するかにより、その具体的な取扱いが異なります。
① 出勤日が一般休日の場合
出勤日が一般休日の場合は、企業側は、代休を手配、或いは残業代給与を支払う必要があります。
・会社が代休を手配できない場合の、残業代給与額(日割)(労働法44条)
 日給(8時間)=基本給与×2倍
・時間割にする場合
 時給=基本給与×2倍/21.75日/8時間
② 出勤日が法定休日期間の場合
また、出勤日が法定休日期間の場合は、代休の手配に関わらず、
加給割合が3倍となり、残業給与を支払う必要があります(中国労働法44条)。
③ 一般休日と法定休日の見分け方
最後に、同じ春節期間中でも一般休日と法定休日が混在しているため、注意が必要となります。
その見分け方は、中国国務院が規定で定める日が”法定休日”、
それ以外が”一般休日”として扱われます(全国年节及纪念日 放假办法、国務院カレンダー)。
例えば、2024年度の場合、法定休日は2月10日~12日(旧正月1日目~3日目)です。
それ以外の春節休み期間は、一般休日として扱われます。
――――――――――――――――――
関連規定
全国年节及纪念日放假办法
http://www.gov.cn/zhengce/2020-12/25/content_5574202.htm
国務院カレンダー(国务院办公厅关于2024年部分节假日安排的通知)
https://www.gov.cn/zhengce/content/202310/content_6911527.htm#:~:text=%E7%BB%8F%E5%9B%BD%E5%8A%A1%E9%99%A2%E6%89%B9%E5%87%86%EF%BC%8C%E7%8E%B0,%E4%BD%93%E5%AE%89%E6%8E%92%E9%80%9A%E7%9F%A5%E5%A6%82%E4%B8%8B%E3%80%82

この記事に対するご質問・その他中国に関する情報へのご質問等がございましたら

お気軽にお問い合わせください。

※画像クリックでお問い合わせページへ移動します


【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」


※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します

進出予定の国、進出している国の情報本当に分かっていますか?

進出してビジネスを成功させるためには、

その国の知識や実情を理解しておくことが必須となってきます。

しかし、情報が溢れかえっている社会ではどれが本当に信頼できる情報なのか?

重要になる要素かと私は思います。

そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…

その思いから作成したサイトがWiki Investmentです!!

弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に拠点を有しており、

その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。

【Wiki Investmentで何ができる?

・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update

・現地に滞在する方からご質問頂く、
 より実務に沿った内容が記載されているQ&A集

・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍

などの新機能も追加しました!


経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】

※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します

会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?

どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・

そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による

経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。

もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!

そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!

・「全ての経営者へ贈るTCGブログ」はこちらから

 


株式会社東京コンサルティングファーム 中国拠点
萩生田 弘毅


※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る