こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、印花税Q&A②についてお話します。
Q1、印花税の節税方法について教えて下さい。
A1、印花税を節税する際、最も重要なことは、契約書の書き方です。
契約書の内容によって取引種類が決まり、その取引種類により印花税の税額が異なるためです。
例えば、ある会社が保管会社に保管料として120万元、箱購入代100万元の契約書を結んだとします。
契約書を同一にした場合、すべて保管料という取引として扱われるため、税額計算は以下のようになります。
0.44万元 = (120+100)万元 × 0.1% × 2社分
一方、保管料と箱購入代の契約書を分けた場合は、以下のようになります。
保管料分:120万元 × 0.1% =0.12万元
箱購入代:100万元 × 0.3% =0.3万元
合計額:0.3万元 = (0.12 + 0.3)万元 × 2社分
結果、契約書を同一にした印紙税額に比べ、0.14万元の節税が可能になります。
0.14万元 =0.44万元 ‐ 0.3万元
上記は、税務署に認められた節税方法ですが、実務上は別途管轄税務局へお問い合わせください。
以上
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