こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週は2017年11月時点Selicレートについて記載します。
ブラジルにおける政策金利であるSelic(Sistema Especial de Liquidação e de Custódia)は、ブラジル中央銀行による金融政策委員会(COPOM)によってレートが決議され、適時調整されています。以前Selicに関係したブログを書いていますので、そちらもご参照下さい。
2016年はほぼ横ばいの14.25%を高水準維持していましたが、2016年10月頃から段階的に下がりはじめ、この度、2017年10月25日の会合により、7.50%まで引き下げられました。同水準は約4年前、2013年4月以来であり、史上最低金利である7.25%に近づいています。レートに関しては、CMN(連邦金融評議会)から発表される想定インフレ率を参考に決定しており、最近のインフレ率の急速な低下が背景となっています。
SelicはCDBなどの定期預金の利率と連動しますので、今後の推移に注目していく必要があります。