バングラデシュの製薬業界が好調~今後も成長の見込み~

バングラデシュの製薬業界は日本ではあまり馴染みのある業界ではありませんが、バングラデシュの製薬業界がグローバル市場でのシェアを高めています。

 

日系の製薬会社もバングラデシュに進出していますが、インドや中国企業がバングラデシュローカル企業と合弁し投資するというケースも増えています。現在のバングラデシュの輸出国数は製薬業界だけで144か国となっており、最近は各国からの発注数が増加しているため将来、製薬業界はアパレル産業に次ぐバングラデシュの産業として世界から認知される日が来るかもしれません。

 

製薬業界の前年度(2017年7月~2018年6月)の輸出総額は、1億ドルを超え対前年度輸出総額よりもおよそ16%増加しています。2011年~2016年の平均輸出額上昇率が14.6%と業界全体で右肩上がりの傾向が見られます。主な要因としては、外資企業の参入に伴うローカル製薬企業の全体的なコンプライアンス上昇が挙げられます。

 

 

バングラデシュにおける製薬にかかる生産項目の内訳は、全体の80%がジェネリック医薬品で残りの20%が新薬です。製薬業界の成長に伴いバングラデシュの製薬技術が年々上昇しており、バイオ医薬品、ワクチン、癌腫瘍の治療薬などを製造できるほどのポテンシャルを持っています。これらの生産ができるようになれば、年間輸出総額が10億ドルになるだろうと言われています。

 

バングラデシュにおける製薬業界は、今後バングラデシュの経済成長を牽引する重要な業界になりそうです。

 

 

 

 

 

 

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Tokyo Consulting Firm Limited

 

齋藤かおり

 

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