バングラデシュ駐在の北口です。今日はバングラデシュの貿易権取得についてです。
バングラデシュでは、輸出入を行う際にライセンスが必要となります。
・輸入権(IRC: Import Registration Certification)
・輸出権(ERC: Export Registration Certification)
貿易権申請に際して、バングラデシュの商工会議所への登録証明が要求されるため、まずは商工会議所へ登録を行う必要があります。
ダッカの主要な商工会議所は、DCCI(Dhaka Chamber of Commerce and Industry)です。こちらは登録料として約26,950タカ(約34,620円)が必要になります。またこの他に、日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI:Japan-Bangladesh Chamber of Commerce and Industry)に登録することも可能です。こちらは登録料として約50,000タカ(約64,230円)が必要となります。商工会議所は他にもいくつかありますが、どこか一つ商工会議所に入っていれば、貿易権取得申請を行うことができます。入会審査が行われるのは多くの商工会議所で1ヶ月~2ヶ月に一度となっています。(ただし、開催延期となることも多々あります)
商工会への登録が終われば、貿易権の申請が可能となります。ただし、貿易権の申請は、外国人の場合はワークパーミットを取得していなければ行うことができません。バングラデシュ人のスタッフの名義で行うか、弁護士やコンサルティング会社から名義を借りて行うことが一般的です。
また、登録申請料として輸入権には約61,000タカ(約78,360円)、輸出権には約8,000タカ(約10,276円)が必要となります。
(以上)